2002年の5月から12月にかけて書いた「ひとこと」を並べています。よろしければ読んでください。
12月22日
もうじき朝比奈隆の一周忌ですが、これに合わせて様々なものが発売されています。
大フィルからは追悼文集が発売されます。
フェスでの第九が行われる29日から販売開始ということなので、会場に足を運ばれた際には一度手にとってはどうでしょうか。
ちなみに御大最後の指揮となった2001年10月24日の名古屋公演におけるチャイコフスキーの交響曲第5番がCDに収められ、付録として付くそうです。
いろんな意味でフェスに行くのが楽しみになってきました。
(先週に続き、上の情報も教えて頂いたものです。どうもありがとうございました。重ねて御礼申し上げます)
え〜っと。コバケン&名古屋フィルの第九ですが、現在作成中なんで、もうちょっとお待ち下さい。
12月15日(16日追記)
大フィルレーベル第1弾のCD聞きました。
曲目は以前ビクターからLPで発売されたままで廃盤になっていたベートーベンのエロイカとまったくの初出となるワーグナーのニュルンベルクの前奏曲です。録音年はあの聖フローリアンと同じ、極限状態で行われた、初のヨーロッパ演奏旅行を行った1975年です。(この時の苦労話は小野寺氏のライナーに記載されています)
演奏に関して、特に驚いたのはニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲で、これは彼が残した同曲の中でもスケールの大きさ、特に冒頭から終局に向かって登りつめていくつながりの良さにおいてベストと言える出来映えでした。
またエロイカの方も77年のものと比べて荒々しさがなく、ホールのせいか遅いテンポのなかでも非常にしっとりとした佇まいがある一方、旋律に込められた生命力の強さや一切緩むことのない構成力など非常に素晴らしい演奏だと言えます。
聖フローリアン同様、70年代における朝比奈最善の記録だと思います。
そして録音の方も自然な音でかなりのものだと言えます。
ライナーには大フィル事務局長の小野寺さんとグリーンドアのプロデューサー下田さんによる長めの文章が掲載されています。
次の候補としてはモントルーのシューマン・プログラムやブルックナーの交響曲第7番の名が挙がっていますので、しばらくはLPのみでCD化されていない音源(ブル7はちがうけど)が中心となるのかもしれません。
「20世紀に日本が生んだ最高の指揮者の再評価はここから始まるのである。」
通販希望の方はグリーンドアへ直接か、アリアCDさんへ注文して下さい。
そうそう、功芳ちゃんが新刊を出すそうです。
河出書房新社から出版され、書名は「指揮者 朝比奈隆」となります。発売は12月25日、価格は1,800円です。
ついでに新潮社から「朝比奈隆 長生きこそ、最高の芸術」(文と写真/木之下晃、構成/岩野裕一)も1,800円で発売中です。
今年の8月25日に行った佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラなんですが、1曲だけ曲名が判らなかったのありました。それがつい先日情報をいただき、この曲がセルジオ・メンデスの演奏で有名な「トリステーザ」というサンバだったことを教えてもらいました。(さらにはこれが真島俊夫さんが編曲したNew Sounds in Brass版ではないかとの言及もありました)
どうもありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
さて今週の更新はブルックナーの7番で、クナッパーツブッシュとケルン放交のリマスター違いです。
……細々とやってます。
12月8日(9日追記)
大阪フィルが自主制作のCDを発売するそうです。
内容は朝比奈&大フィルによる初のヨーロッパ演奏旅行(1975年10月)の記録からで、ベートーベンのエロイカとワーグナーのニュルンベルク前奏曲です。
発売は12月16日の予定で、制作はグリーンドア音楽出版のようです。詳しいことは大フィルの公式サイトへ。
《 9日追記分 》
グリーンドアに聞きました。
取扱い店舗は山野楽器・タワーレコード・十字屋・新星堂・玉光堂・すみやの各社小売店です。その他直接通販も対応してくれるそうです。その問い合わせはグリーンドア音楽出版さん(sales@greendoor.ne.jp)へ。
もうひとつ。
ビクターから来年の1月22日に朝比奈&大フィルのCDが復刻されるとの情報が得られました。気になる曲目は
・シベリウス…交響曲第2番 ニ長調
・ブルックナー…アダーショ第2番(交響曲第3番第2楽章異稿)
のカップリングです。
シベリウスは記憶に間違いなければ初CD化。ブルックナーもCD化はされましたが、全集には収録されず現在廃盤中という貴重な演奏でした。
ちなみにお値段は2,400円だそうなので、発売直前のオークションの売り抜けに引っ掛かって大損こかないように気をつけましょう。
コンサート道中膝栗毛に来年以降に行く予定の演奏会をアップしました。
一番の目玉は金聖響氏の4回シリーズでしょう。これは「朝比奈隆の軌跡」にならった企画モノで、王道を行くプログラムは金さんの音楽人生をかけた失敗の許されない演奏会です。
話はそれますが結局、年末の第9の2日公演、年始の新世界、シンフォニーホールでのシリーズモノ、朝比奈隆氏が手がけていた恒例の演奏会はすべてセンチュリーに取られちゃった形になってしまいました。
大フィルが新音楽監督選びにあたふたしている間も、興行者はメシを食わなければならないのだから、素早く対応してきたセンチュリーと手を組む結果となったのは自然な流れと言えるでしょう。来年はセンチュリー飛躍の年となるのでしょうか?
一方、大フィルも定期公演の指揮者を発表してきましたが、新音監の大植英次氏が10回中4回も振る予定など、新しい体制をアピールしてきているのがよく判り、楽しみです。
しっかし1年先のチケットを買うとはなー。
さて、師走と言うことで今週もコンテンツの更新はありません。と、最後に書き残して、今週も走って逃げることとします。(師走ですから)
12月1日
師匠が走る季節になってしまいました。師匠ではないんですが、私も走り回ってます。色々話題はあるんですが……。(4回公演のアレとか)
お待たせしました。
やっとこさヤルヴィ&エーテボリの大阪公演をアップしました。
11月24日
ヤルヴィとエーテボリを期待した人、スンマセン。来週にはきっと……。
2週続けてネタなしってのは具合悪いので、小ネタでお茶を濁します。
CD菜園sのベートーベン「英雄」にフルヴェン「ウラニアのエロイカ」のリマスターの違いを掲載。
以上、最近萎え気味の石田からでした。
(大きく飛翔する前には身を屈めるもの、と好意的に見て下さい……)
11月17日
時流にだいぶ乗り遅れていますが、この間やっとEXTONによるコバケン&チェコフィルのブル8(CDの方)を買いました。
まあ濃いーブルックナーでした。中音域が柔らかくありながら非常に充実していて中身の詰まった響きがしており、真性のブルックナーサウンドが満喫できました。一方、予想していたテンポうねうね感はまったくなく、心持速めに感じるテンポ設定で、推進力に満ちたスケールの大きい音楽はコバケン並に唸ってしまいました。(しかしこの人、なんでもない所でも唸りますねえ)
何より一番驚いたのは第1楽章で、間合いの取り方や一部の隙もない構成とオーケストラサウンドなど、朝比奈隆が降りてきたのかと思いました(笑)。また終楽章のコーダではグッとテンポを落とし、なかなか高揚感あるクライマックスは、思わず「行ったー!」と口走ってしまいました。(大太鼓ドスンはなかったです)
録音がこれまた非常に優秀で、チェコフィルとドヴォルザークホールの美しい音響に耳を奪われます。
大昔この欄(2001/5/6)に書いたことですが、ここのレーベルが立てたチェコフィルのブルックナーを朝比奈に振らせる企画が頓挫してしまったため、コバケンに白羽の矢が立ったと憶測(妄想)しているんですがどうでしょう?
日本のマーケットのみに特化したレーベルですから、日本人風味のブル≒朝比奈のブルという意向が働いても何ら不思議はないと思います。(この近似性がハース版を定本としたことによる影響だとしたら、私の認識不足です) 少なくとも私はこのCDに朝比奈の音が聞こえました。
次は7番ですが、いったいどんなブルックナーが聞けるのか楽しみです。
さて、今週の更新事項は、
……ありません。
あ〜?
ないです……。
あ〜?
ないんです……。
……という訳なんで、許してください。来週はきっと。
11月10日
《 朝比奈メモ 》
ポニーキャニオンから2枚のCDが発売されるそうなんで、(自分が)忘れないよう書いときます。
・チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」( PCCL-00560 )
大阪フィルハーモニー交響楽団 予価 \2,000
・威風堂々(仮)( PCCL-00559 )
陸上自衛隊東京音楽隊、海上自衛隊横須賀音楽隊 予価 \1,500
発売日は両方とも12月18日で、初出音源です。
「悲愴」のほうは既出の97年盤と1週間違いという以前出た「グレイト」と同じパターンで、「威風堂々」は仮タイトルながら70年代に吹奏オケを振った演奏です。
他に出すべき音源があるだろう……とは思いますが、今のキャニオンではこれが精一杯なのかもしれませんなあ。
これを書いてて思い出したんですが、朝比奈御大が海外オケを振った録音がODE CLASSICSから出ていた7枚のCD(オケはNDR)を除くと、朝比奈会が出したホノルル響のブル4しかないんですよね。
音源が残っている演奏は色々あると思うんですが……。シカゴとのブル5・9とかNDRとのブル4とか。(噂ではハルビン響とのSPが存在するかもしれないとのこと)
出せば売れるはずなので、どこか出してくれませんか〜。(少なくとも私は買います)
という訳で、朝比奈一本勝負のブル9更新します。
・1995.4.23 大阪フィル
・1996.4.13 東京交響楽団
・2000.5.25-26 NHK交響楽団
・2001.9.24 大阪フィル
今週は以上の4枚です。
これで9番はひとまず終了。さあ次は何番にしようかな。
11月3日
日本ブルックナー愛好会の会誌「アダージョ」に当工房のアドレスが紹介されていたので、驚くやら赤面してしまうやら、誌面を直視できない1日でした。
と言うわけで、あの長いURLを直接打ち込んでまでご訪問して下さった方には深い感謝の念を捧げます。これからもよろしく。
「朝比奈一本勝負」だけでなく、「CD菜園s」というコーナーでもブルックナーを取り上げていますので、よろしければそちらの方もぜひご覧下さい。
さてさて、その朝比奈一本勝負のブル9ですが、今週は
・1980.6.4 新日フィル
・1991.3.16 東京交響楽団
・1993.9.10 東京都交響楽団
の3枚をアップしました。
10月27日
N響の音楽監督、アシュケナージだって。南無〜。
さて「朝比奈一本勝負」ですが、新しい曲目としてブルックナーの9番を取り上げます。
最初はジャン・ジャン盤とそのリハーサルについて書きました。
例によって録音年の古い順番から書いていきますので、気長にお待ちください。
10月20日
朝比奈隆最後のブル9、このCDの発売が確定しました。
・CD OVCL-00073(税込3,000円)
・SACD(マルチ・チャンネル)OVGY-00007(税込4,200円)
なんと朝比奈初のSACDも同時発売のようです。気になる発売日は12月12日の予定です。(プレーヤーもないのにSACD盤買っちゃいそうな自分が怖い……)
で、その大阪フィルの定期、来年の4月からシンフォニーホールだって。まあこれは朝比奈御大が引退したらいずれそうなると思っていただけに何とも思わないんですが、2日公演と言うのには驚きました。
また噂ではベルディーニ氏がマーラーを振るそうなんです。本当? だったらすごいことですねえ。(正式発表は年末です)
一方、大阪シンフォニカーも03年度はなかなかチャレンジ精神あふれたプログラムを並べていて、興味深いものとなっています。例えば、バースタイン「エレミア」、オール・ドヴォルザーク×2、ハチャトリアン&プロコフィエフ、オール・フォーレ、ヴェルディ「レクイエム」、オール・チャイコフスキー、などです。(サイトでの発表はまだみたいです)
さて、一部の方、お待たせしました。
「朝比奈一本勝負」を再開します。
今週はブルックナー7番のDVD(99年サントリーホール)を若干書き直し、リハーサルについての寸評、そして番外編としてレコード化されていない演奏についての一言を追加しました。
威勢が良い割には初っ端からショボイですな。
来週こそ……。
10月13日
さて、今週は「CD菜園s」を更新しました。
まずブルックナーの7番は、新規でフルトヴェングラーの1枚です。
そしてベートーベンの3番は、新規でクーベリックとクナッパーツブッシュ。リマスター比較でクナッパーツブッシュのものを2種類です。
あと他の3曲も含め配列方法を変えました。
さて来週からはあれの続きを計画。
10月6日
お待たせしました。コバケン&名古屋フィルのマーラー3番のレビューを登録しました。まあ、見てのお立会い。
それとミッキー&大フィルの第9のチケットもゲットしました。取り敢えず、これで年内は終わりです。
先週書いた西本智実&ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”なんですが、これをアップした途端、すごいアクセス数で怖いくらいなんですけど……。
あと、第45回大阪国際フェスティバル2003の演目がわかりましたので掲載します。
・マゼール&バイエルン放送交響楽団(4/2) ブラームスのPf協1番と交響曲1番
・オペラ・アリア・コンサート〜佐野成宏(4/5) 演奏:京都市交響楽団
・長岡京アンサンブル(4/11) 指揮:森悠子、Pf:フセイン・セルメット
・フェスティバル能(4/19) 「清経」「胡蝶」
・京都市交響楽団(4/22) 指揮:秋山和慶、Fl:ウォルフガング・シュルツ、Hp:吉野直子
・モーツァルト・フェスティバル・オブ・オーケストラ・スターズ(4/27) 指揮:井上道義
なんかパッとしないね。
9月29日
え? 高関さん、センチュリーの常任指揮者、退任するの?
ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”の大阪公演2日目のレビューを登録しました。
……まあ、とにかく読んでください。
もうひとつ
CD菜園sのベートーベンの3番「英雄」を更新しました。
追加したのは、クレンペラー×2、シューリヒト×2、EMIから出たフルトヴェンのリマスターされた全集です。
コバケンの第九、チケットをゲットしちゃった。
9月22日
『21世紀の新世界』
要は金聖響&大阪センチュリーが1/12にシンフォニーホールでドボルザークの“新世界より”を演奏することなんですが、これは朝比奈隆&大阪フィルによる新年の黄金パターンと同じではありませんか。佐渡裕の“第9”と言い、センチュリーが大阪の盟主取りに動き出した模様です。さあどうする大フィル!? (と煽ってみる)
朝比奈会から機関誌が届きました。最終号です。
内容は追悼抄として会員の様々な想いが綴られたものでした。朝比奈会は今月で解散となりますが、来年1月に発足する朝比奈協会に継続されるとのことで、期待したいと思います。
少し以前の話ですが、この度日本ブルックナー愛好会に入会しました。事実上自然消滅してしまった日本ブルックナー協会と違って、この会は非常に活発な活動を展開しており、パワーを感じさせます。
CD・LP等になってない超レアな音源による鑑賞会や情報の濃い会報誌(今号は飯守泰次郎氏へのインタビューが目玉)がすごいです。
興味が湧いたならこの辺をご覧になるか私までメールをどうぞ。
朝比奈御大のブル9のDVD買いました。
制作:朝日放送、発売:ポニーキャニオンという流れだったようです。ですから題名も「朝比奈隆 シンフォニーの世界2」となってました。
クラシックのDVDを扱っているお店の他、朝日放送のサイトからでも買えるようなので、この際どうぞ。(朝日放送直販の方が高いですが、これは税込み・送料込みだからでしょう。またデザインは両者同じで、直販物にキャニオン・クラシックスのロゴが入っているかは解りません)
全体的な印象は実際に聞きに行った時と変わらなかったので、変な編集はしてないようです。やはり御大の姿は痛々しい……。(詳しくは例のコーナーでやります) 次はぜひ5番を〜。
それにしてもライナーは宇野ちゃんだったよ! 特徴的な第1楽章しか解説しないのはまさに宇野節炸裂といえよう。EXTONのCDでどれだけ口調が変化するか楽しみにしましょう。
CD菜園sのベートーベンの3番「英雄」を更新しました。(表示方法も少しマイナーチェンジ)
追加したのは、飯守、エッシェンバッハ、チェリビダッケ、ブロムシュテット、ワルターの5枚です。ワルターが良かった。
9月15日
佐渡裕&大阪センチュリーの第9をゲットしました。
思ったよりずっといい席が取れたのはやはり2日公演の恩恵だと思います。
それにしても電話の掛かりが良かったのは、名古屋からのTelだったからでしょうか?
大阪では有名だったCDショップ「ワルツ堂」が経営破綻をしました。あそこには良くお世話になっていただけに一抹の寂しさを感じています。社長のご冥福を心からお祈りいたします。
CD菜園sのシベリウス5番を更新しました。
追加したのは、エッシェンバッハ、ドホナーニ、バーンスタイン×2です。
9月8日
EXTONから発売される朝比奈御大のブル9ですが、8月4日付けでここに書いた通り、どうも発売は12月になるそうです。一応EXTONは“朝比奈隆の一周忌”として出すらしいのですが、私から見るとクリスマス商戦に合わせただけにしか見えません。でも買うけど。
(裏取ってませんから、鵜呑みは厳禁ってことでよろしく)
あと年末の第9ですが、大阪フィルは井上ミッキーさんとのことです。(外山さんじゃなかったです) しかし29日の1回公演ということなので、関西の年末の顔は完全に佐渡&大阪センチュリーになったようです。嗚呼無情。
CD菜園sのシューベルトの“未完成”を更新しました。
追加したのはシューリヒト2+1枚、ワルター2枚。あとリマスターの違うクナのを2枚、です。
同じくCD菜園sのブルックナーの7番も更新。
内容はチェリ&ミュンヘンフィル@ベルリンのリマスターの違いを比較したものです。
そして最後は朝比奈一本勝負のブル7です。
HDCDデコーダを積んだDACが修理から帰ってきたので、それらの比較を追加しました。
対象は
・大阪フィル(1992.9.27-29)
・東京都響(1994.4.23)
・大阪フィル(2001.5.10)
の3種類です。
以上、小ネタが多いですが、どうぞよしなに。
9月1日
お待たせしました。佐渡裕&シエナ・ウインドオーケストラ郡山公演アップしました。
2ヶ月ぶりにコンサート評を書いたのですが、ダメですね、書き方忘れちゃってました。でも一生懸命書いたんで、どうかご容赦を。
話題は変わって、年末のシンフォニーホールでの「第9」なんですが、今年は
・延原武春/テレマン室内管弦楽団(12/22)
・佐渡裕/大阪センチュリー交響楽団(12/29・30)
の2つだけ、なんですね。少し寂しい気がします。
でも、佐渡さんの演奏会が29日と30日の2日公演になったのは大歓迎です。これでチケット争奪戦が楽になる……、よかった。
それにしても29日と30日と言うのは、今は亡き朝比奈隆の黄金パターンとまったく同じですね。大阪フィルが誰に「第9」を振らせるのか判りません(まあ外山さんでしょう)が、関西クラシック界の「年末の大トリ」を完全に奪われた形になってしまいました。盛者必衰……。
8月25日
河出書房新社から出版されている文藝別冊の朝比奈隆追悼号ですが、その中の金子建志氏による朝比奈隆のブルックナーに関する考察が非常に興味深いものでした。こんな文章、逆立ちしても書けないなあ、とため息をつきながら読んでました。
という訳で、色々思い出したことも加え、朝比奈一本勝負の方の文章を若干校正しました。
佐渡裕&シエナ・ウインドオーケストラのコンサートは午後6時から始まるので、レポートは来週ということで勘弁してください。
(メチャクチャ楽しかったよ! 気合い入れて書くから待っててね! う〜ん、後は記憶力との勝負だね)
さて、CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番を更新しました。
追加したのは朝比奈の残りです。ひとまずブル7はひと段落つきました。
次は他の4曲がまた増えてるので、それを補完します。
8月18日
もう盆休みも終わり。……なんか寝てる間に終わっちゃったって感じ。
さてさて、CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番を11日、14日に続き更新しました。
内容はホーネック、マタチッチ&チェコフィルが再販されたんでその追加。そして朝比奈です。
朝比奈はまた新たに聞き直しているんで大変です。
8月14日
世間ではすでにお盆休みということですが、いつもとは違う場所からこのページをご覧になっているのでしょうか? え? 今時分こんなサイトを見てる人は暇人しかいない?
私も今日からようやく世間の仲間入りをしますので、どうかよろしく。
よ〜し、私も休み中はCDを聞きまくるぞー。(どこか行けよ)
河出書房新社から文藝別冊として朝比奈隆の追悼号(ISBM4-309-97633-6 \1,143)が出ています。
200p超の大変読み応えのある本となっています。初見の文章がほとんどで、御大の死後に書かれたものが大半を占めてます。
さあヒナラーは今すぐ本屋へGOだ。
さて、CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番を11日に続き更新しました。
ヨッフムと若杉です。
残すは朝比奈を組み入れるのみです。
8月11日
《 ひょうきん懺悔室 》
神父:「迷える子羊よ、入りなさい」
石田:「私は石田工房というチンケなサイトを主宰している石田と申す者です。
……し、神父様! 私は懺悔いたします。私はドイツの大指揮者オイゲン・ヨッフムを今の今までずっとオイゲン・ヨッホムだと思い込んでおりました。そしてその誤った認識を臆面もなくインターネットで4年近く晒し続けておりました。
ああ神様、どうか、どうかこの憐れな子羊をお赦し下さい……」
神父:「祈りなさい……」
チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜〜〜(BGM)
神様:「×」
ザバーーーーッ!!
(EPOの歌が流れてエンディングクレジット)
……今まで誰も突っ込みを入れてくれなかったのは、みんな結託して放置プレイを楽しんでいたからでしょ……。
「ヨッホム、だってよー。バッカじゃねえか、こいつ」
とか言って、笑ってたんだ〜。き、きっとそうなんだ……(泣)。
穴ガ在ッタラ入リタイ……。
というわけで、
CD菜園sの
・ブルックナー/交響曲第7番
を更新しました。
あとベートーベンのエロイカの人名表記を……。
ブルックナーはフルヴェンとマタチッチとヨッフム(赤面)です。
恥ずかしいので、今日はこの辺で。(脱兎)
8月4日
先週の日曜日、NHK−FMの「FMシンフォニーコンサート」聞きました。
内容はフルネ&関西フィルでしたが、関フィルがあんなに柔らかくて色彩感のある音を出すなんて、衝撃的でした。圧巻はビゼーの交響曲で、最初はぎこちなく硬い音なのが楽章を追うに従って素晴らしく豊穣な音楽になって、最後はラジオに耳をこすりつけんばかりに聞き入ってしまいました。
返す々々、このコンサートに行けなかったことが悔しくて仕方ありません。
フルネ御大また来てください。(年齢的になあ……)
ところで、31日の若杉&大フィルのブル3は行けなかったことで悔しがるようなコンサートでしたか?
次の話題。
朝日放送から出る予定だった朝比奈&大フィルのブルックナーDVDですが、思った通り大人の事情で朝日放送からは発売されません。
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!!
というのもポニーキャニオンが「そんなおいしい話、ワシも混ぜたってーな」と参入してきたからです。
・ブルックナー/交響曲第9番
指揮:朝比奈隆、演奏:大阪フィル
(2001年9月 大阪ザ・シンフォニーホール)
ポニーキャニオン( PCBP-50604 )予価3200円
9月19日発売予定
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
てな訳で、5番もポニーキャニオンから出る確率が非常に高いです。(7番、8番はEXTONのDVDとかぶるので何とも言えません)
また発売延期をしているEXTONのブル9もこのDVDが発売されたあと、1〜3ヶ月遅れて発売されると予想しております。
さらにもうひとつ。
7月21日付けでここに書いたSERENADEの話ですが、盤鬼平林さんから修正が施されたバックカードが届きました。素早くて誠実な対応が実にブラボーでした。
さてさて、
CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番を更新しました。
今週はティントナーとテンシュテットとベームです。
7月28日
暑いね……。
CD菜園sブルックナー/交響曲第7番、更新しました……。
今週はスクロヴァチェフスキとチェリビダッケのふたりです……。
残り11枚+11枚くらいです……。
お盆までにはひとまず片が付くと思います……。
西本智実&ロシア・ボリショイ交響楽団“ミレニウム”のチケット買っちゃった……。
暑いね……。
7月21日
カヒッゼ死んじゃった。
(誰それ?)
グルジア周辺の音楽の紹介に燃えたこの人のカンチェリやテルテリャーンの交響曲録音、どれも完結しないうちに終わってしまいました。非常に楽しみにしていただけに残念で仕方ありません。
(誰それ?)
一方、ベートーベンやシューベルトの方もなかなか好感を得るもので、これからが非常に楽しみな指揮者のひとりだったのですが……。重ね重ね残念で仕方ありません。
(だから誰それ?)
マイナーな指揮者の死を悼むのも、たまには許して下さい。
盤鬼、平林直哉氏が主催するSERENADEですが、ワルター/NBCのもの(品番:SEDR2005とSEDR2006)の録音データに誤りが発見されたそうです。
SEDR2005
ドンファン (誤)1940年 2月 2日→(正)1940年 3月 2日
幻想交響曲 (誤)1940年 4月 1日→(正)1939年 4月 1日
SEDR2006
牧神・モルダウ (誤)1939年 3月15日→(正)1940年 3月 2日
ブラームス1番 (誤)1940年 3月 2日→(正)1939年 3月18日
なお、希望者には正しいデータが記載されたバックカードを無償で送付してくれるそうなので、下記まで住所・氏名を連絡してみて下さい。
平林直哉
〒182-0022 調布市国領町7-39-11
e-mail:cnh@wta.att.ne.jp
Fax:0424-42-8285
(イタズラは死んでもしないように)
CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番を更新しました。
そろそろこれも後半戦に突入します。
7月14日
しかし何ですね、名古屋転勤になった後の方が安定した更新を重ねているのはどういうことでしょうか?
更新情報
・CD菜園sのブルックナー/交響曲第7番
どうしてかと言うと、仕事が終わって宿舎に帰っても、食うことと寝ること以外にやることが何にもないためなんです。だからぼ〜っとCDでも聞こうかとなって、更新に継がる訳なんです。まあ、こんな人生もたまにはアリですかね。
最近、朝比奈御大が最後の年にシンフォニーホールで行ったブル5のコンサートについて、そのリポートを掲載しているサイトを発見したのですが、
『朝比奈が曲を終えて疲れたのか拍手もあまり受けず「もう、あかん、下がってくれ。」とコンマスに言っていたのは笑えた。』
って書いてありました。
私はその前の年のベト7&8から、御大のカウントダウンを強く意識していましたので(まるで遺言のように急いだブルックナーチクルスが更にそれを強くさせました)、もしこの御大の言葉をその場で聞いていたら、とても冷静では居られなかったでしょう。(少なくとも私は笑えません) もう限界だったのですね……。
ソースは直接貼りはしませんが、『 』内の言葉をGoogleで検索すれば判りますんで、もし興味が湧いたなら探してみて下さい。(なかなか内容のある良いサイトです)
それにしても
・T-SQUARE meets 聖響 (10/24 シンフォニーホール)
がメチャクチャ面白そうなんですが、例によって行けません。グスン。
7月7日
笹の葉サ〜ラサラ、と言うわけで世間は七夕ですが、時流とは無関係に石田工房は流れていきます。
憂さ晴らしにコバケンのチケット取っちゃいました。
大方の予想を裏切って、フェスの「3大交響曲」ではなくて、マーラーの3番です。
え? と思った方はこの辺を参考にして下さい。えへへ。
行くよ、名古屋。
お待たせしました。
「CD菜園s」に新しい曲が登録しました。
・ブルックナー…交響曲第7番 ホ長調
色々な方面から色々とせっつかされていたブルックナーですが、やっと本腰を入れる態勢が整いました。(ちょっと点数甘いかな)
「なんだ、7番かよ」
なんて言うのはそっと胸の中にしまっておいて下さい。(七夕ですから)
ともあれ、これでもう「なんと、たったの4曲」なんて書かれずに済みます(大笑)。
6月30日
ジャン・フルネさんのコンサートに行けなかった……。
たぶんこれがフルネさんを生で聞ける最後のチャンスだと思っていたので、本当に残念でしょうがありません。
若杉さんと大フィルとのブル3も聞きに行けそうもないし、鬱になるばかりです。は〜。
こうなったらコバケンのチケットでも取って、憂さを晴らそうかな? (はて、何のことでしょう?)
もうひとつ。
朝日放送による朝比奈&大阪フィルのブルックナー選集DVDに発売される気配がまったくありませんが、どうなってんでしょうかね?
EXTONのブル9とモロにかぶっているんで、大フィルとの契約関係がどうなっていたのか気掛かりでしたが、あっちの方もなにげに発売が遅れているので、ひょっとするともめているのではないかと妄想しているのですが、どうでしょう? ともあれ、どっちも早く出せ。
朝比奈無制限一本勝負のブル7を少しだけ校正。
指摘があったのですが、EXTON盤の評価と当日の演奏会との温度差に思わず苦笑い。(まあ、私の感性がおかしかったんでしょう)
さて、お待たせしました。
ニューヨークフィルの京都公演
を登録しました。
来週は「CD菜園s」の方が更新できそうです。
6月23日
さあ、今週も元気に更新だ!
先日、フルベンのベートーベンで
・EMIの全集(最近リマスターされた紙パッケージのもの)
・盤鬼平林氏の自主制作CD−R(Serenade盤)
を入手しましたが、音が良くて嬉しいよ〜ん(感涙)。もしフルトヴェングラーのベートーベンを持っていないのなら、この際おひとつどうでしょうか?
大阪フィルによる朝比奈隆追悼演奏会の曲目が判明しました。
7月31日(水)フェスティバルホール 19:00
・ワーグナー…前奏曲・葬送音楽・終曲(“パルシファル”/“ニーベルングの指輪”より)
・ブルックナー…交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」
更新情報です。
朝比奈 無制限一本勝負のブル7、完了しました。どうかご覧になって下さい。
次の曲は、少しインターバルを置いてすぐに取りかかるつもりです。乞うご期待。
ニューヨークフィル京都公演はもうちょっと待って。
6月9日
いや〜、ついに新しいコンテンツをオープンさせてしまいました。
・朝比奈 無制限一本勝負
このコーナーの存在に前から気付いていた方には“石田工房マスター”の称号を送りたいと思います。
軽口はさておき、まだ内容が薄いので、仮オープンという形とさせてもらいますが、これから気合いを入れて充実させますので、どうか気長に見守ってやって下さい。
また表示スタイルを従来と大きく変えていますので、「見にくい!」などありましたら教えて下さい。(て言うか、ネスケ6では枠線が少し変)
それにしても“朝比奈一本勝負”であの曲を取り上げるということは、“CD菜園s”も次は―――という訳ですね。
6月3日
末期の祭り最終日
結局、新コンテンツは間に合わなかった……。
最期に置き土産と言うわけではないのですが、MIDIファイル(ゴミともいう)を公開します。
・モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」の終楽章より冒頭
・チャイコフスキーの弦楽セレナード第1楽章よりさわりの部分
難しいことはしてないんで、音源は何でもいけると思いますが、一応ローランドのSC−8850で作成しました。
変換ツールを使って着メロに使うも良し。「普段は偉そうなこと言ってるくせに石田もたいしたことねえな」と思うも良し。好きに使ってやって下さいプリーズ。
それじゃ行って来ます。
(閉鎖じゃないよ)
5月30日
末期の祭り3日目
DVD「朝比奈隆の交響的肖像」を買いました。
今まで、その存在は知っていたのですが、ちょっと高めの値段にもうひとつ購買意欲が湧かなかったのですが、新日フィルとのブルックナー3番が収録されていることに気付き、「このディスクにしかないじゃないか!」と発作的にレジに持って行ってしまいました。
いや〜、全くのノーマークでした。朝比奈狂として恥ずかしいばかりです。(ビョウキも脳のヤバイ所にまわってます)
それにしても朝日放送のDVD、まだ発売されないですね。御大のブルックナー、首を長〜くして待っているんですが……。
一説によると先に発売された「新世界より」が思ったほど売れなかったせいで様子を見ているそうです。―――ブルックナーだったらゼッタイ売れるから早く出せ! と声を大にして言いたいです。
運命の日まで4日。
5月26日
末期の祭り2日目
私には悪い癖があって、やろうと思ったことをそのまま何時までもほったらかしにしてしまうことがあります。
リンク集に
・ASAKAWA's Page
を追加しました。
関西でのコンサートをレポートしたサイトですが、朝比奈御大関係が非常に充実していまして、特に石田工房の活動が鈍る2001年の後半からは随一の内容を誇ったものだと思います。一度ご訪問してその目で確かめてみて下さい。
ふ〜。今まで何度もお世話になっときながらリンクすら貼らないことに心苦しさがありましたが、これでひとつ肩の荷が降りました。
あと、1997年から2000年にかけてはHAYES MIDDLESEX ENGLANDが質・量ともにずば抜けています。ニフティサーブが全盛の頃からここが私の目標でした。最近はぐっとコンサートへ行く機会が減ったようで一抹の寂しさがあります。
非常に有名なサイトなので、説明は不用だと思いますが未訪問の方はぜひ。
運命の日まで8日。
5月23日
《 またこんなこと言ってるよ宣言 》
ご閲覧ありがとうございます。お陰様でこの工房も可愛がって頂き、3年7ヶ月にわたって運営を続けることが出来ました。これについてはいくら感謝の念を捧げても捧げきることは出来ません。誠にありがとうございました。
しかしここで残念なお知らせがあります。この度わたくしはめでたく(奇しくも)名古屋転勤が決まり、しばらく(2年半ぐらいの予定で)近畿を離れることとなりました。
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!!
ですから、楽しみにしていた方には大変申し訳ありませんが、“コンサート道中膝栗毛”の更新は非常に苦しいものになってしまいました。
「じゃあ名古屋市内の演奏会行けや」と言われるかもしれませんが、赴任地が都心から大きく外れた所なので、ウィークデイは実際不可能なんです。
さらに山奥の飯場暮らしになるため、ネットに接続できるのも休みを取って里に下りてきた時のみとなってしまいます。週1回は確保したいと思いますが、今現在の状況は不透明です。(今だって週1更新じゃないか、と言う意見は激しく却下)
日曜日のコンサートだったら行けると思いますので、希望は全く捨てきった訳ではありません。またCDを持ち込んで、少しずつ聞いていきますので“CD菜園s”も引き続き継続していきます。
ですから、更新頻度が落ちても見捨てないで下さいまし。
まあこのご時世、仕事があるだけでも喜ばなくちゃいけないのかもしれません。
思い出してみると、このサイトが始まったばかりの頃も、そんな感じだったので、あるべき姿に戻ったと言えるのかもしれません。 ⊃Д`)
ですから最期の祭りとして、転勤するまでの間に今まで溜めていた小ネタを全部放出しようと思います。
さあ、これからここのコーナーは注目だ!(ヤケ)
(カウントダウン)
と、言うわけで運命の日まで11日。