2010年に書いた「ひとこと」を並べています。よろしければ読んでください。
8月17日
暑い暑い中、お盆を熱中症にも罹らず息災にお過ごしになられたでしょうか?
もう、この猛暑とゲリラ豪雨は異常気象ではなく、新しい日本の気象なんだと言う心構えが必要なんだと思います。
そんな猛暑の中、熱い熱い朝比奈さんの復刻情報に思わず熱中してしまっての更新です。
・マーラー…交響曲第2番「復活」
・マーラー…交響曲「大地の歌」
・マーラー…交響曲第9番「復活」
指揮は朝比奈隆、オケは大阪フィル、2番の独唱が豊田喜代美(S)と伊原直子(Ms)、合唱が武庫川女子大音楽部と関西学院大学グリークラブ、大地の歌の独唱が伊原直子(A)と林誠(T)となってます。
また演奏年月日と会場は、2番が1987年4月26日の大阪ザ・シンフォニーホール、大地の歌が1984年10月19日の大阪フェスティバルホール、9番が1983年2月15日の大阪フェスティバルホール、となっています。レーベルはキングレコード、カタログ番号と枚数は、2番がKICC3555の2枚組、大地の歌がKICC3559の1枚組、9番がKICC3557の2枚組、となっており、気になる発売日は10月6日となっています。
詳しくは手前味噌ですが、朝比奈隆一本勝負のマーラー2番とマーラー2番以外をご参照ください。
2008年1月20日のひとことでマーラーはま〜だ〜? と書いたのですが、2年半後にやっと願いが届きました。
前回の復刻同様リマスタニングされているはずなので、音質にも期待できます。キングレコードさん良い仕事をしています。
(参考リンク:HMVは復活・大地の歌・9番、Towerは復活・大地の歌・9番、amazonは復活・大地の歌・9番)
余談ですが、キングから発売されると情報が出た、名古屋フィルとのブル8とベト3はもう完全にダメなんでしょうか? 何とか道が付けば良いのですが。
7月18日
前回の更新で
・モーツァルト…後期6大交響曲集(34番〜41番)、ピアノ協奏曲第21番、「フィガロの結婚」序曲
・ドボルザーク…チェロ協奏曲
の情報をお伝えしました。その際、モーツァルトの交響曲第40番とベートーベンの交響曲第3番「英雄」の映像もリリース準備に入っている、と書きましたが、これについて続報が来ました。
・ベートーベン…交響曲第3番「英雄」&交響曲第1番より第3楽章
指揮者は当然朝比奈隆、オケは倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、演奏日は3番が1990年3月25日、1番が1988年3月21日、会場は倉敷市民会館大ホールです。
また、レーベルはTobu Recordings、メディアはCDの1枚組、カタログ番号はTBRCD0009、気になる発売日は7月31日となっております。
DVDではなくて、CDでの発売ということに注意してください。第1番の第3楽章は第2回音楽祭のアンコールとして演奏されたものだそうです。
(参考リンク:HMV、Tower)
てっきり40番と「英雄」はDVDで出して、ベートーベンは全集の形で出すと思っていたのですが、ベートーベンの方はこうやって小出しにしていくのでしょうか? 既に自主制作の形で出ている第9がネックになったのかなぁ。
何はともあれ、東武レコーディングぐっじょぶ! 残りの8曲も是非ともお願いします。
7月1日(追記7月11日)
2010年も後期に入ってしまいましたが、お元気でしたか? 今年に入ってまだ3回しか更新していませんが、私は何とか生きております。
さて、更新と言えば、朝比奈隆さんの新譜。後期と言えば、モーツァルトの後期6大交響曲です。(強引すぎる)
この度、東武トレーディングさんから注目に値するCDが発売されます。
・モーツァルト…後期6大交響曲集(34番〜41番)、ピアノ協奏曲第21番、「フィガロの結婚」序曲
このCDは1989年の第2回倉敷音楽祭から1995年の第9回倉敷音楽祭まで行われた演奏会の録音です。
ピアノ独奏は江尻南美さん、オケは倉敷音楽祭のために集まったメンバーによる倉敷音楽祭祝祭管、演奏会場は倉敷市民会館大ホールです。
レーベルはTobu Recordings、カタログ番号はTBRCD0008、メディアはCD4枚組み、発売日は6月30日となっております。発売日が変更になりました。7月2日です。
ちなみに各曲の録音年月日は以下の通り。
34番 1995年3月21日
35番「ハフナー」 1994年3月27日
36番「リンツ」 1993年3月23日
38番「プラハ」 1992年3月24日
39番 1991年3月24日
40番 1990年3月25日
41番「ジュピター」 1989年3月19日
歌劇「フィガロの結婚」序曲 1989年3月19日
ピアノ協奏曲第21番 1995年3月21日
これを見ると、41番から逆の順序で取り上げられたことが判ります。また、34番〜38番、41番とピアノ協奏曲第21番は朝比奈さん初レパートリーとなります。
(参考リンク:HMV、Tower、Amazon)
音楽祭の度に集まるオケですから、リリースの承諾を得るために、ひとりひとりの連絡先を調べることから始めたそうです。まさしくグッジョブ!
この演奏会では、モーツァルトと一緒にベートーベンの交響曲も1番から順に演奏されたのですが、こちらもぜひリリースして欲しいと切に願います。大昔に第9だけが自主制作盤で出たことがあるにはあるのですが、全9曲まとめての市販化をぜひお願いいたします。これまでの東武トレーディングさんの仕事ぶりから考えても、決して不可能ではないはずです。
(追記7月11日)
CDが届いたので、早速ライナーノートを読むと『第4回のモーツァルト:交響曲第40番とベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」のコンサートは、朝日放送が映像収録しており、こちらもリリースすべく準備しております』と、書いてあるじゃないですか! 大いに期待しましょう。
さてもうひとつ、
少し変り種ですが、ゲリー・カーさんと共演した、コントラバスによるドボルザークのチェロコンが再販されました。
・ドボルザーク…チェロ協奏曲
ソロはゲリー・カーさん、オケは大阪フィルで、録音日は1983年6月20日、演奏会場は大阪ザ・シンフォニーホールです。
レーベルはファイアバード、カタログ番号はKICC90873、メディアはCD1枚、発売日は9月8日となっております。ちなみにXrcdです。
チェロとコントラバスは弦の数や調弦が違うので、運指が全然違うはずなんですが、それを難なく越えてスラブの歌を歌うすごい演奏だと思うのですが、完全に色物扱いとなっている演奏です。
長らくカタログから落ちておりましたが、この度Xrcdで見事復刻されました。聴いてみると意外と普通なので、ビックリするはずです。限定盤だそうですから、ピンと来たら即ゲットが良いと思います。
なお、リマスターされているかは、現時点では不明です。
(参考リンク:HMV、Tower、Amazon)
朝比奈さん関係の新譜・再販がこうして継続的にリリースされるのは、ファンにとって非常に喜ばしいことです。願わくば、この状態が末永く続いて行って欲しいものです。笹でも買って来ようかな〜。
5月5日
……あれからどれだけの月日が流れたのだろう。
長らく放置してしまいすみませんでした。
年が明けてから今まで、鬼のような忙しさで、エネルギーをこちらに向けることが出来ませんでした。(白状すると明日からまたハードワークが待っているんですが…涙)
朝比奈さんの新譜が出ているのに、この欄の更新も出来ないのは非常にまずいとは思っていたのですが、結果的に4ヶ月も放置してしまう失態となってしまいました。重ねてお詫びいたします。
さて、4ヶ月もさぼったため、タイムリーさをまったく欠いておりますが、朝比奈さんの新譜がCDとDVDにありましたので、その情報を記したいと思います。
・ハイドン…交響曲第92番「オックスフォード」&第99番
ベルリン・ドイツ交響楽団(当時は西ベルリン放送響でした)と行った放送用録音が東武ランドシステムさん(東武トレーディングはここの貿易・商事担当部門)の尽力によって、市販化されたものがこれです。
録音日は92番が1971年2月8〜11日、99番が1974年2月18〜19日となっており、レーベルはWeitblick、カタログ番号はSSS0106、メディアはCD、枚数は1枚です。
発売日は3月31日だったので、すでに発売されています。<(__)>
ライナーノートは元シカゴ響総裁のヘンリー・フォーゲルさんが担当されています。日英独の3ヶ国語で記述されています。
(参考リンク:HMV、Tower、Amazon)
このディスクは去年の12月26日に発売されたベートーベンの交響曲第3番「英雄」に続く、東武トレーディングさんの“朝比奈隆ヨーロッパ・ライヴ第2弾”です。
なお広告文にはこのハイドンがディクス初と書かれていますが、フォンテックの特典盤で新日フィルとの40番〜42番と1番の第4楽章が、TOKYO FMからは“TOKYO FMアーカイヴ・セレクション”として新日フィルとの10番と序曲ニ長調が、ALM RECORDSからは関西フィルとの19番が、既に存在しています。
それはさておき、東武トレーディングさん、良い仕事をしてます。次はオケがベートーベンやハイドンと同じであるR.シュトラウスのアルプス交響曲でしょうか? 楽しみしております。
・「朝比奈隆 ブルックナー交響曲選集」
続きましては、朝比奈&新日本フィルとのブルックナーを実相寺昭雄監督が撮影した交響曲選集です。
曲目はブルックナーの交響曲第3,4,5,7,8番(ただし3番は特典盤)となっており、ボックス購入の特典盤として、3番の全曲演奏とリハーサル風景、実相寺監督へのインタビュー、朝比奈+実相寺+松原(新日フィル元専務理事)の3氏による鼎談(ていだん)が収録されています。
なおレーベルは写影、カタログ番号はSHHPC001、メディアはDVD、枚数はボックスだと3枚組です。
発売日は4月24日だったので、すでに発売されています。<(__)><(__)>
ちなみに撮影日は3番が1996年12月12日の東京文化会館、4番が1992年5月13日の東京文化会館、5番が1992年9月2日のサントリーホール、7番が1992年9月8日のサントリーホール、8番が1993年2月16日のサントリーホール、となっております。
(参考リンク:HMV、Tower、Amazon)
ボックスには結構分厚いブックレットがついているんですが、実相寺監督の思い出が綴られたものなので、朝比奈さん関係にはほとんど触れられていませんので、ご注意を。
また特典盤は、もう廃盤となりましたが、朝比奈隆/交響的肖像と内容がかぶるので、これまたご注意を。
演奏の方はフォンテックからCDで既にリリースされていますので、手前味噌ですが“朝比奈 無制限一本勝負”を参考にしていただければ嬉しいです。
そうそう、先ほどちょろっと名前の挙がりました“TOKYO FMアーカイヴ・セレクション”ですが、現在発売されているものは、単に従来のものをプライスダウンしただけの模様です。カタログ番号に変更がありませんので、リマスター等は行っていないと思われます。
寒暖の差が激しいですが、体調にはお互い注意しましょう。今日はこのへんで。
1月3日
あけまして おめでとうございます。
あらゆることについて、どうなっちゃうのか皆目見当もつかない昨今ですが、何か希望のようなものが掴める一年となることを割と本気で願います。
さてさて新年早々、残念なお知らせです。
年末の第九の演奏会ですが、結局ひとつも行くことが出来ませんでした。レビューを楽しみにしていた方には大変申し訳なく思っております。
結果として、2009年のメインコンテンツの更新は0と相成りました。あっはっは。ふう。
これにめげず、2010年は頑張りますので、今年もよろしくお願いいたします。