個人的な好みと演奏の出来とは分けて書いたつもりです。私の好みを書く時はきちんと断ってから書こうと思います。
そしてどんな演奏でもなるべく美点を探して書いています。(別名よかったさがし) しかし文章を読めば私がその演奏をどう思っているのかすぐ解るようになっています。
それから勘違いする人が非常に多いのですが、例え全集からの1枚であっても批評はその1曲に対してだけ行っています。ですので決して全集に対するコメントではないことに注意して下さい。
最近考えが変わりまして、海賊盤についても批評を掲載しようかと思います。その大きな理由として
1.打ち震えるような名演がたまにあること。
2.正規盤での編集という名によるデコレーションが、音楽の生命までをも奪ってしまっていること。
が挙がります。(ここで言う海賊盤とは既存の音源の違法コピーではなく、レコードの発売を許可されていないコンサートの模様を収録したものとします。俗にブートと呼ばれているもの)
まあ、でかい顔して掲載はしませんし、ちゃんと海賊盤だと明記しますので目くじらを立てないで下さい。海賊盤から正規盤へ昇格した演奏も世の中にはありますので、そんなときに購入の指針になればいいと思っています。
海賊盤と自主制作盤は初版が売り切れると再販はほとんどされませんので、タイミングを逃すと滅多に手に入りませんがそのへんはご容赦下さい。またこのようなCDは大都市の大型店でしか扱っていないため地方に住んでいる人には非常に不利ですが、そのような方はインターネットのクラシック専門通販サイトを当たればばっちりです。キーワードは「名演奏家ライブ盤」「名演奏家貴重盤」「リアル・ライヴ」なんかがよろしいかと。また当工房のリンク集なんかもご覧下さい。
一応CDの番号を書いていますが、もう廃盤になっているのがあると思います。しかしひょっこり復刻されていることがあるので、指揮者とオケと録音年を頼りに探してみて下さい。(それにしても、昔血の出る想いで3500円出したCDが、今1200円ほどで買えるもんな……)
コレクションに偏りがありますがご容赦下さい。死ぬほど嫌な指揮者がけっこういますもんで……。(マ……とかア……とかバ……とか)
基本的に私はベートーベン、シューマン、ブラームス、シベリウス、ニールセンはなるべく全集でそろえるようにしています。内容的にも分量的にもちょうどいいですから(マーラーやブルックナーの全集は財政的に辛い……) それにベートーベンを分売で買ってしまうと1,2番がなかなか手に入らなくなるからです。